CRAFTING PROCESS
一本の糸が、布になるまで。
奄美の自然と向き合いながら、一本の糸に命を吹き込むように。
kyorasaの作品は、すべての工程を大切に手で積み重ねながら生まれていきます。
“人の手と感覚”が作り出す美しさ。
ここでは、ロングジレをはじめとした作品がどのように形になっていくのか、
その歩みをご紹介します。
kyorasaのものづくり
企画から織り上げまで、
すべての工程を丁寧に行っています。
糸の色、配列、織りの加減。
ひとつとして同じ表情はなく、
時間と手の感覚が反物に静かに刻まれていきます。
01
PLANNING
色の重なりやグラデーションを思い描きながら、配色の方向性を丁寧にプランニングしていきます。
プランニングをもとに、経糸の色調や配色を具体的に設計します。反物の幅に対して必要な糸の筋数や糸玉の数を割り出し、完成形を見据えた緻密な設計を行います。
03
DYEING
選び抜いた染料を使い、絹糸を一つひとつ染め上げます。80度以上の温度でじっくりと浸水染めを行い、確かな色定着と美しい色合いを引き出します。
04
THREAD ARRANGEMENT
染め上げた糸を、グラデーションや配色にこだわりながら整経機に並べていきます。この工程で経糸の表情が決まり、反物の印象を大きく左右します。
05
WARPING
糸わくを並べ、一本ずつ糸を通しながら、織りのための準備を丁寧に行います。この経糸の配列へのこだわりが、kyorasaならではの反物の表情を生み出します。
06
WEAVING
経糸の筬通しを終え、緯糸を丁寧に投げながら織り進めていきます。
ようやく機織りが始まり、時間をかけて一反の布へと姿を変えていきます。織り機のリズムと職人の感覚が重なり合い、kyorasaの反物が完成します。
大島紬ジレ|制作工程
大島紬ジレは、こだわりの色と配列によって大島紬の素材感を引き出し、奄美大島の伝統技術と向き合いながら、一着一着、丁寧な手仕事によって仕立てられる洋装です。 強撚の絹糸が生み出す透け感と揺らぎ、反物の幅や色の流れを活かした無駄のない構成が、軽やかでありながら、静かな存在感を纏う佇まいを形づくります。 日常にも、特別なひとときにも。 和の素材が、現代の装いとして自然に溶け込む一着です。
1.デザイン
大島紬の質感や色の流れを読み取りながら、洋装としての美しさを設計します。 素材の個性を引き立てるための、最初の工程です。

2.型紙制作
反物の色や配列を活かすため、独自のパターンを作成します。 一着ごとの表情は、ここで決まります。

3.裁断
柄の出方や縦横の流れを見極めながら、慎重に裁断を行います。 大島紬の魅力を最大限に引き出す工程です。

4.縫製
一針一針、手仕事で仕立てていきます。 こうして、きょらさオリジナルの洋装が完成します。

5.仕上げ
縫い上げた後、シルエットと布の落ち感を整え、 一着ずつ最終確認を行います。 こうして、きょらさオリジナルのジレが完成します。

奄美紅型|制作工程
奄美紅型は、奄美大島の自然に息づく植物や生き物をモチーフに、奄美らしさを加えた静かな時間の中で生み出される染色技法です。 図案づくりから仕立てに至るまで、 すべての工程に職人の感性と手仕事が丁寧に重ねられ、量産では決して生まれない、奥行きのある表情を宿した作品へと仕上がっていきます。
1.デザイン
奄美の森や海、花や生き物から着想を得て、図案を描き起こします。 自然のリズムと色彩を映し出す工程です。

2.型を彫る
完成した図案をもとに、型紙を一彫り一彫り手作業で彫り進めます。 繊細な線が、作品の印象を決定づけます。

3.型制作
彫り上げた型紙を補強・調整し、染めに用いる型へと仕上げます。 精度と耐久性が求められる工程です。

4.糊置き
反物に型紙を置き、防染糊をのせていきます。 模様の輪郭を際立たせる、大切な下準備です。

5.色差し
一色ずつ、筆で丁寧に色を差していきます。 色の重なりが、奄美紅型ならではの表情を生み出します。

6.帯お仕立て
染め上がった反物は、帯として仕立てられます。 長い工程を経て、一つの奄美紅型が完成します。
